ハイスループット全自動化学吸着分析装置 ChemiSorb HTP

製品概要

ハイスループット全自動化学吸着分析装置ChemiSorb HTP

触媒の最適設計と効率的な利用には、触媒物質の表面構造や表面化学を完全に把握する必要があります。
化学吸着分析では、設計や生産段階の触媒材料を評価するために必要な情報の多くを提供するとともに、触媒寿命を推定することもできます。

特徴

  • 6つの測定ポートを搭載したハイスループット
  • 最大6つの化学吸着測定を同時に開始可能
  • 各測定ポートに、室温+10℃~700℃の温度範囲でユーザー定義が可能な加熱炉を装備
  • 連続流動法で設計した石英サンプルチューブは様々なサンプルサイズと形状に対応
  • 完全に自動化された測定
  • 高解像度の吸着等温線を長時間の無人測定で測定可能
  • 各測定ポートは、並列で動作しているため、同時に複数の測定が可能
  • 最大12種類のガスを同時に取り付け可能
  • Windowsで駆動するソフトウエアを採用

機能

全自動化学吸着分析装置 ChemiSor bHTPは、金属分散率や活性金属表面積、活性粒子サイズ、触媒物質の表面酸性度を評価することができる化学吸着分析装置です。最大の特徴である6つの並列運転可能な測定ポートにより、複数のサンプルを同時に測定することができ、測定時間の節約だけでなく、省スペースを実現します。

ChemiSorb HTPは、6つの各測定ポートに常時監視圧力トランスデューサー、真空システムおよびマニホールドを装備しています。また、各測定ポートには、室温+10℃~700℃の温度範囲でユーザー定義が可能な加熱炉が備えられています。温度はそれぞれの平衡圧と共に記録され、非常に高精度な等温線を得ることができます。ガス圧力の平衡オプションでは、ユーザーがそれぞれの平衡時間を指定することができます。更に、各測定ポートにはマスフローコントローラが装着されており、正確で再現性の高いフローをサンプルに流します。ChemiSorb HTPは、最大12種類のガスを同時に接続することができます。

サンプルを測定ポートに付けたまま前処理を行うことが可能です。また、他のサンプルの前処理や測定を妨げることなく、脱ガス/測定ポートにサンプルを追加または外すことができます。本装置は、長時間の無人測定とハイスループットモードを備えており、並行して複数の測定を行うことが可能です。

化学吸着分析装置 ChemiSorb HTPの解析プログラムは、Windows環境で動作するため、装置の操作が簡単で、自動測定中に他のアプリケーションを実行することができます。この解析プログラムで提供されるレポートシステムは、ユーザーによる様々な方法でのレポートのカスタマイズを可能にします。グラフの一部を拡大表示したり軸を変えたりして、より詳細に分析することもできます。グラフやデータはクリップボードにコピーし、他のアプリケーションに貼り付けることができます。レポートは、フォントの選択やレポートのヘッダーに指定ロゴを追加するといったカスタマイズができます。

外寸・重量:159cm(H)159cm(W)51cm(D)、215kg
電源:AC 100/115/230V、50/60Hz、最大1500VA

触媒特性評価装置ラインナップ

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