高圧全自動化学吸着分析装置 AutoChem 2950 HP

製品概要

高圧全自動化学吸着分析装置 AutoChem Ⅱ 2950 HP

AutoChem 2950 HP 高圧全自動化学吸着分析装置は、70大気圧(1000psia)まで触媒特性評価用に設計されており、従来のパルス化学吸着、昇温還元(TPR)、昇温脱離(TPD)、昇温酸化(TPO)、および反応分析は高圧で測定可能です。
そして、高品質のハードウェア、簡単に使用できるソフトウェアにより、ユーザーが活性表面や活性化エネルギーを簡単に測定し、材料特性の研究開発や品質管理には最適な装置です。

AutoChem 2950 HP アプリケーションの特徴

  • 70大気圧(1000psia)まで耐えられる高圧設計
  • 4つの内部温度制御ゾーンを個別に150℃まで加熱、これにより、配管内におけるガス結露を防ぎ、蒸気吸着の測定精度の向上
  • 内部配管の容積が小さいため、高い分解能や迅速な検出が可能
  • 高感度な熱伝導度検出器(TCD)により、広範なピーク振幅において、ピーク面積を反映したガス量のリニア性を維持
  • 4つの高性能な流量コントローラにより、正確にガスをコントロールし、これにより、ガス量の安定性を確保
  • 腐食防止ディテクターフィラメントを搭載
  • 質量分析計 Cirrus 2との接続およびソフトウェアの統合が可能
  • 蒸気発生器を利用すると、不活性ガスに混入した蒸気の測定が可能(オプション)
  • クラムシェル型の加熱炉では1100 ℃まで加熱可能。KwikCool 機能により、加熱炉の温度を周囲温度近くまで急速に下げ、分析時間を軽減
  • CryoCoolerを用いて、-100℃~1100℃の範囲で測定が可能(オプション)
  • 前処理、キャリアおよびループガスのそれぞれに 4つのガス注入口があり、TPR/TPO サイクルなど、4つのガスで連続での実験が可能

AutoChem 2950 HP アプリケーションの例:
HPTPR(高圧TPR)に活用していただけます。これは、担持金属触媒の商業活動と肩を並べるほどの高い圧力のTPRが可能です。
また、燃料電池の応用にもご利用いただけます。燃料電池の応用では、炭化水素原料から水素を再合成するのに必要となります。
その他には、温度の変化によって水素貯蔵能力が変化する混合金属水素化物を用いた、水素貯蔵の応用も可能です。
この計器では、圧力機能のひとつとして、ユーザーが、貯蔵能力を測定するために、水素圧力を変えることが出来ます。

圧力関数としてプロダクトミックスが変化する場合の単純な化学反応に対応 ― AutoChem 2950 HPは、典型的な処理温度や処理圧力におけるマイクロリアクターとして機能するので、ユーザーが取引条件での反応データを集計することが出来ます。

マイクロリアクターのご使用は、多くの開発計画のためのパイロット・プランとして、費用効率の高い代替手段です。
また、経過報告のためのパイロット・プランに投資する余裕がまだない、規模のまだ小さい新興企業にとっても、マイクロリアクターのご使用は、手ごろな値段の選択肢です。

外寸・重量:62cm(H) 66cm(W) 58cm(D)、60kg
電源:AC 85 ~ 265V、50/60Hz、最大1100VA

付属品について:

触媒特性評価装置ラインナップ

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