全自動化学吸着分析装置 AutoChem II 2920

製品概要

全自動化学吸着分析装置 AutoChem II 2920

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AutoChem II 2920は完全に自動化された測定装置で、非常に正確な化学吸着および昇温反応の研究を包括的に実施できます。この装置により、測定者は、触媒、触媒担体、および他のさまざまな物質の物理的特性に関する重要な情報を得ることができます。測定者は、活性金属表面積、表面酸性度、活性部の分布および強度、およびBET表面積などを解析することが可能です。また、AutoChem IIでは、パルス化学吸着、昇温還元(TPR)、昇温脱離(TPD)、昇温酸化(TPO)、および反応分析を実施できます。さらに、同一サンプルを使用して複数の実験を行うことができます。

腐食性に強いHClガスにも使用できる高耐食性モデルも登場しました。

AutoChem II 2920 アプリケーションの特徴

  • 4つの内部温度制御ゾーンを個別に150℃まで加熱、これにより、配管内におけるガス結露を防ぎ、蒸気吸着の測定精度の向上
  • 内部配管の容積が小さいため、高い分解能や迅速な検出が可能
  • 高感度な熱伝導度検出器(TCD)により、広範なピーク振幅において、ピーク面積を反映したガス量のリニア性を維持
  • 4つの高性能な流量コントローラにより、正確にガスをコントロールし、これにより、ガス量の安定性を確保
  • 腐食防止ディテクターフィラメントを搭載
  • 質量分析計 Cirrus 2との接続およびソフトウェアの統合が可能
  • 蒸気発生器を利用すると、不活性ガスに混入した蒸気の測定が可能(オプション)
  • クラムシェル型の加熱炉では1100℃まで加熱可能。KwikCool機能により、加熱炉の温度を周囲温度近くまで急速に下げ、分析時間を軽減
  • CryoCoolerを用いて、-100℃~1100℃の範囲で測定が可能(オプション)
  • 前処理、キャリアおよびループガスのそれぞれに4つのガス注入口があり、TPR/TPOサイクルなど、4つのガスで連続での実験が可能

質量分析器と共にmic社のAutoChemが掲載されている審査済み論文の参考文献目録(英文/PDF)

外寸・重量:62cm(H) 66cm(W) 58cm(D)、60kg
電源:AC 85 ~ 265V、50/60Hz、最大1100VA

技術文献:化学吸着分析技術と触媒に対するその応用についての序論 - by Paul A. Webb(英文/PDF)
要約 – 化学吸着等温線は物質の活性表面の情報を明らかにし、触媒の評価のための標準的な分析ツールとして、長年使用されている。 昇温反応技術は産業界や研究開発の多くの分野で、化学吸着分析のなくてはならない友として、1950年代から用いられている。この論文では、これらの分析技術を紹介する。

付属品について

触媒特性評価装置ラインナップ

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