遠心式・粉粒体強度測定装置 SSSpin Tester
製品概要
少量サンプル/粉粒体強度・流動性・凝集性・バルク密度評価
本装置は遠心力を利用して粉体を圧密し、そして圧密された粉体を遠心力で破壊することによって、粉粒体の強度を測定します。低い圧力(30Pa~)で圧密できるために、実際のプロセス条件に近い粉粒体の強度情報が得られます。また、1ポイント測定に約0.5ccのサンプル量より測定可能なため貴重なサンプルでも容易に測定が可能です。
特徴
- 1ポイントの測定時間が3分で終了
- 約0.5ccのサンプルより測定が可能
- 0.05Kpa~72Kpa間で設定可能な幅広い圧密力
- 実際のプロセス条件に近い圧密条件で測定が可能
- 流動性、凝集性、バルク密度の評価も可能
- PCによる自動測定で容易な操作性
測定例:粒子径の影響、サンプル:ナニワ研磨工業社製 WA微粉
粒度(d50):#500(25.0±2㎛),#1000(11.5±2㎛),#2000(6.7±0.6㎛)
最大主応力を大きくするにつれ、崩壊応力はいずれのサンプルも増加し、その傾きは粒子径が小さくなる程、大きくなることがわかります。
粒子が小さくなる程、粒子同士の付着力が増加し、流動しにくくなったためと思われます。