分析機器を通して研究の
未来を支える誇り高き仕事

2017年入社 つくば支店
工学部 化学システム工学科卒

髙橋 美由希MIYUKI TAKAHASHI

さらなる化学の場を求めて転職

大学時代は化学の中でも生産工程にかかわるプロセス工学と呼ばれる分野を学んでいたこともあり、卒業後は食品メーカーの工場で生産技術職として働いていました。仕事は面白かったものの、学んできた化学とは異なる世界だったことから、もっとダイレクトに化学に携わりたいと4年経った頃に転職を決意。工場を飛び出して、直接エンドユーザーの声に触れてモノ作りの発展を支えるのも面白いかもしれないと、営業職にも視野を広げたところ、当社の存在を知りました。最新の分析装置の提案を通して、最先端の研究をする企業を支えられる仕事であるという点に共感して、当社で頑張っていくことに決めました。

聞く姿勢を磨くことが営業力を高めることにつながる

入社後は中途入社ながらも手厚い研修が用意されており、座学での講習なども受けられましたし、最初の3か月は先輩との同行営業を通してお客様とのコミュニケーションの仕方を学んでいくことができました。実は営業に転じることに不安もあったのですが、支店長から「話が上手いのが営業ではなく、聞くのが8割。聞く姿勢を磨きなさい」とアドバイスを受けて背中を押されたところもあります。温かみのある上司や先輩がそろっているおかげで一歩ずつ前に進んでいくことができました。

お客様との人間関係構築を重視

私の担当は国が管轄する研究機関や大手製薬会社といったビッグユーザーで、主に大型の分析装置を中心とする商材を提案しています。同じ分析装置であっても、お客様によってスピードを求めるのか、精度を極めたいのかというニーズは大きく異なるだけに、最初はなかなかうまく話を進められない自分がいました。何よりも相手は一線級の研究者ですから、私にも深い知識を求められたことが大きな壁になりました。

そんなときに参考にしたのは、同行営業時の先輩の立ち居振る舞い方。先輩は商品のPRだけでなく、趣味の話や休日の過ごし方など、他愛もない世間話でコミュニケーションをとり、いつのまにかお客様との距離を縮めていました。お互いにどんな人間かを知っているから、大型装置の受注につながっていく――そんな営業の基本を学んだことから、私もお客様とできるだけ多くの会話をして、距離を縮めていこうとしてきました。

もちろん専門性の高い会話も欠かせません。わからないキーワードがあったらメモを取るなどして、後で周囲に相談をして疑問を解決するように心がけました。上司や先輩は1人ひとり何らかの得意分野を有しており、聞けば的確に応えてくれるのが非常に心強いと感じています。

最先端の研究者を
支え続けていきたい

日々の努力が実ったと手応えを感じたのは、ある製薬会社の案件。“働き方改革”に付随して、分析にかかる手間を省きたいとの声を受けて、問題を解決するための改善策を提案したところ、興味を持ってくださって導入が前向きに進んでいます。装置そのものを売るというスタイルではなく、お客様の問題解決のためのコンサルティングをする。まさに当社が目指す新しい形での提案ができたことに、大きな充実感を得ています。

先輩を見ていると、自分が納入した装置を使った研究者が、学会で最新の発表をして賞賛を受けているという場面に遭遇している方が何人もいらっしゃいます。最先端の研究を支えられるのは、当社で働く何よりの醍醐味。私もそんな瞬間に出会えるように、これからも自分を磨いていきたいと思っています。そのためには、もっと業界やお客様のこと、そして商品のことを熟知するべく、自己研鑽に励もうと思っています。

求職者へのメッセージ

私たちがお付き合いをするのは、この道のスペシャリストともいうべき第一線の研究者のみなさんです。日々、接していく中では下手にわかったふりをすると見抜かれてしまいます。だからキャリア入社だといって何でも知った顔をせず、素直にわからないことを尋ねていく感覚は持っていてほしいですね。営業の中には文系出身者も大勢活躍していますし、女性の先輩もいますから、お客様への細やかな接し方などアドバイスをもらえてとても参考になりますよ。社内の研修制度も整っていますし、知識などは教えてくれる人がそろっていますので、人にかかわることが好きだという気持ちだけ携えて安心して入社してください。

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