多くの人の協力があって
初めて私たちの仕事は成り立つ

1994年入社
東京支店 営業3グループ長(課長)

片山 佳子KEIKO KATAYAMA

スペシャリストとして

私がグループ長を務めている営業3グループでは、製薬会社を中心とするお客様への営業を担っています。主な業務内容はクロマトグラフや質量分析計といった分析機器の販売を軸に、定期点検や修理、消耗品の提供のほか工場・研究所(室)の移設も手掛けています。グループのメンバー(嘱託社員として元上司もいます)と共に、各案件の情報を共有しながら、お客様の仕事の成功を支援すべく、より良い提案ができるよう日々模索しています。

私は、入社当初、事務職として働いていましたが、5年目に総合職に転じ、内勤営業として様々な商材を扱った後、「移設」という当時当社ではレアな仕事を任されました。もともと移設という仕事は大きく手掛けていませんでしたが、ある年に大手製薬会社が合併をしたのをきっかけに、複数の工場の統合という依頼を受け、私がその担当に指名されたのが大きな転機となりました。

信頼を地道に積み上げていく

私自身、それまでは内勤営業でしたが、突然、作業着を着て、現場に出かけて移設する機器などをチェックする仕事になったのですから、戸惑いがなかったわけではありません。
ましてや大型の移設案件であり、1年半もの時間がかかる案件だっただけに、私が主担当となると聞いたときには「自分にできるのだろうか」と不安で一杯でした。

仕事をすすめる上で心がけたのは、お客様やメーカー、社内の関係者ら関係する多くの人たちと密に会話をするということ。協力してくれる人に対して真摯に接することで、おのずと信頼が芽生え、万が一の事態が発生した時なども、救いの手を差し伸べて貰えるようになりました。お客様の要望や装置の仕様は一つひとつ異なっており深い専門性が求められることもしばしば。私自身、理系学部出身ではありませんが、関係者のみなさんに教えを請いながら問題を乗り越えてきました。

その結果、周囲のみなさんのおかげもあって、次第にお客様からの信頼を得られ、実績を積むことができました。今では「島津サイエンス東日本に仕事を任せれば大丈夫」だと評価していただき、多くの依頼を受けるに至っています。

会社を未来に繋ぐ、
後継者を育て上げたい

振り返るとどの業務でも比較的“好き”にやらせてもらってきましたし、私の意志を周囲も尊重をしてくれました。もちろん、大きな責任を負う覚悟は必要ですが、挑みがいがある仕事を実践することができて、充実した時間を過ごしてきました。個々人の意志によっても、多様な経験を積み重ねられるのが、当社のいいところです。

グループ長となった今は部下を育てるというのも私の使命。若い人を育てるのは難しいことが多く、自分の発言が間違いないのか、自問自答を繰り返しながら、この重責を全うしようとしています。目指すところは管理職として、しっかりとした形を残すこと。今、元上司の後継者を育てていくことが、会社を未来につなげるための急務となっています。ノウハウをうまく引き出し、私が間に入って若い人たちに伝えていく――そんな役割を担っていきたいと思っています。

求職者へのメッセージ

当社は商社である以上、多くの人とのコミュニケーションによって仕事が成り立っています。自分から積極的に人と話すことに抵抗のない人には、特に向いている会社であるのは間違いありません。分析機器に関しても最初は知らなくても大丈夫。知ろうとする好奇心があれば、成長をするための一歩を踏み出していけるはずです。最近は女性の営業も増えていますが女性目線ならではの提案も必要になる場面も少なくありません。ぜひ多くの後輩に続いてほしいですね。

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