GeoPyc 1365
製品概要
GeoPyc 1365は独自のビーズ容積置換法用いて多孔性サンプルのかさ密度を迅速に測定します。最適な測定結果を得るためには、2mm以上のサイズが必要です。かさ密度は、サンプルの重量度をそのサンプルの細孔と空洞を含む見かけの体積で割った値(g/㎤)です。かさ密度情報は、触媒やSF形成、絶縁体、セラミックス、粉末治金物質、そしてその他の工業製品の特性を明らかにするのに有益です。
- 密度 (比重法)に関するカタログ(英文/PDF)
- 密度応用(英文/PDF)
- 二次電池電極材料のタップ密度測定に有効な測定法 (PDF)
- ビーズ置換法用いて多孔性サンプルのかさ密度を迅速に測定(PDF)
GeoPycは、独自のビーズ容積置換法を用いています。大きさが2mm以上ある個体のかさ密度を測定する際には、高い流動性を持つ小さくて硬いビーズによって構成されている擬似流体(Dry Flo)を使用します。試料は測定用チャンバー内でDry Floとともに適度にかき回され、次第にDry Floと一つに混ぜ合わせられます。GeoPycは置換データを集め、計算を実行し、その結果を表示もしくは印刷します。
測定前に絶対密度情報(Micromeritics社のAccu-Pycヘリウムピクノメーターによって計測された細孔や小腔を除いた密度)が入力された場合、気孔率や特定の細孔容量を求めることができます。測定条件の入力、測定結果は新しくカラー液晶タッチパネルを採用したことにより、従来機種より操作性が向上しました。
測定用チャンバーは5種類あり、様々な試料サイズに対応することが利用可能です。測定後は、小さなメッシュを通して試料を回収してDry Floを取り除くので、試料は再利用したり再試験に用いたりすることができます。GeoPycは複数のオペレーションモードを備えており、完全ブランクや、算定ブランク、分散キャリブレーションと標準固体キャリブレーションを備えています。それによって測定者のニーズに合わせてスピードや精度を最適化させることができます。分析中は、進捗状態表示やリアルタイム測定結果表示により、現在何が起こっているかをモニターすることが可能になりました。試料の特定情報は、英語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語で入力したり結果表示をしたりすることができます。
特徴
- オイルの代わりに、環境に優しいビーズを使用
- 迅速な測定、かつ高い精度と再現性
- 小型のテーブルトップ型ユニット
- 非破壊テストを実現
- 複数のオペレーションモード 、5種類のサンプルセル
- マルチ言語対応
外寸・重量:27.94cm(H) 55.9cm(W) 38.1cm(D)、19.1kg
電源:AC 85 ~ 265V、47 ~ 63Hz、95VA
- 付属品について
- 技術文献
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粒子技術のための容量及び密度測定 Paul A. Webb著(英文/PDF)
要約 – 容量や密度を手動もしくは自動的に計測する方法は数多く存在する。しかしながら、この論文では、リサーチや品質管理のアプリケーションで最も用いられる研究室内における試験方法に焦点を絞る。